- (1)攪乱要因の除去
- サンゴ礁生態系は、人為的活動やそれに関連する現象によって大きな影響を受けています。攪乱要因を除去するために以下の取組を実施します。
1) オニヒトデ等による食害及び病気への対応 |
2) 赤土等流出防止対策 |
3) 排水等対策 |
4) 水産資源管理の推進 |
5) 観光手法の改善 |
6) 生活スタイルの改善 |
7) 漂着ゴミ対策 |
8) 異常気象対策 |
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- (2)良好な環境創成
- 衰退したサンゴ礁生態系を回復するためには、攪乱要因の除去による効果が出るのを待つだけでなく、積極的に良好な環境を創り出していきます。
1) サンゴ礁生態系の再生 |
2) 沿岸域の生態系の再生 |
3) 環境に配慮した構造物の設置 |
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- (3)持続可能な利用
- 石西礁湖では、漁業、観光業、海上交通等様々な地域活動が営まれています。石西礁湖の保全・再生の主体は地域に住む人々であり、「サンゴ礁と共生するライフスタイル」の確立が石西礁湖自然再生に不可欠であることから、生活や産業の維持・活性化と自然再生の両立を目指していきます。
- (4)意識の向上・広報啓発
- サンゴ礁生態系の保全の関係者は多岐にわたることから、広く理解を求め、活動に協力してもらい、更には活動の主体となってもらうことが重要です。関係者の意識の向上、広報啓発を進めていきます。
1) サンゴ礁生態系に関する一般的な理解の増進 |
2) 関連産業、生活等における意識の向上 |
3) 観光客等の意識向上につながる観光の推進 |
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- (5)調査研究・モニタリング
- 石西礁湖やその周辺におけるサンゴ礁生態系の状況や変化を把握するための調査研究やモニタリング、また、効果的な取組手法等に関する調査研究を進めていきます。
1) サンゴ礁生態系の健全性の把握・モニタリング |
2) 社会学的調査研究 |
3) 対策手法等に関する調査研究 |
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- (6)活動の継続
- 目標を達成するためには、以上に例示したような取組を継続して行っていきます。
1) 民間による活動の推進・支援 |
2) 事業の評価 |
3) 取組に関する広報 |
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詳しくは、「石西礁湖自然再生全体構想」をご覧ください。