- 加藤 登紀子さん
- 「うみ とぅ ぬ−」
あたたかなひびきのこの言葉の中にたくさんのことが秘められている。
海のいのちと土の営みが向き合い、語り合い、手をつないでこそ生きられる。
遠い昔の人が知っていた大切なことをふりかえりもせず捨てて来た私たちの時代、たくさんのいのちが悲鳴をあげている。
世界に類を見ない程の豊富なサンゴが生きている石西礁湖。まさに竜宮城の物語を見るようなサンゴを何度も見ることが出来た私はとってもしあわせものだ。
地上に生きるもののあくなき欲望がいかに堅牢な文明を産み出したか見えるとしても、今その文明の寿命の短かさ、もろさを思い知らされている。
人もまたいのちの子としてこの自然の中で生かされている。奇蹟のようなこの星のいのちのバランスをしっかりとりもどし、この世の美しいものたちを祝福して生きていけることを未来永劫願っている。
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