石西礁湖サンゴ礁基金

八重山地方のサンゴ礁では大規模な白化が生じています。今年の夏の海水温が高く、台風の襲来もほとんどなく水温が下がらないためです。

2007年の白化よりも深刻で、1998年の大規模白化に迫るような状態です。環境省那覇自然環境事務所の調査によれば、石西礁湖の白化率は9割にも及ぶようです。

※白化率：全サンゴ被度の内、少しでも白化の進行がみられる群体が占める割合
http://kyushu.env.go.jp/naha/pre_2016/post_22.html

先日の台風13号で少し海水温は下がり始めたようですが、台風を待つしか対処ができないのが歯がゆいばかりです。ともかく、今回の白化現象を記録することが必要だと当基金の大堀健司理事が中心となって「八重山地域2016夏のサンゴ白化情報発信プロジェクト」を始めています。

※画像をクリックしてください。PDFファイルが表示されます。

 参加呼びかけに24名の方から申し込みがありました。石西礁湖サンゴ礁基金もこれに参加し、ポスターの制作などを担当してプロジェクトを支えていきます。

 皆さまからのご寄付でこのプロジェクトを支援していきたいと考えていますので、どうかよろしくお願いいたします。